ジョン・クラッセン×長谷川義史の絵本
ズを先日、映画を観たあと、本屋さんに立ち寄りました。
最近は絵本コーナーが面白くて足を運びます。
ジョン・クラッセン作、長谷川義史訳の帽子シリーズに目がとまります。
大阪弁のタイトルが、えっ?何々?となります。
「どこいったん」「ちがうねん」「みつけてん」
3冊、さら~とページを繰ります。
中もコテコテの大阪弁です。
時間があまりなかったので、じっくり読むこともせず、全体の色やイメージで「どこいったん」を買いました。
家に帰ってじっくりと読んでみました。
ぬぼ~とした熊が帽子を探すお話です。
僕の帽子は「どこいったん」というお話です。
読み進めます。
ラストがシュール過ぎます。
ん~~孫に見せて大丈夫かしら?と不安になったのとともに他の2冊もシュールなのか確かめたくなります。
Amazonでポチっとしました。
「ちがうねん」は2013年にコールデコット賞を受賞しています。
コールデコット賞(コールデコットしょう、英: Caldecott Medal)は、アメリカ図書館協会の下部組織である児童図書館協会(ALSC)が、アメリカ合衆国でその年に出版された最も優れた子ども向け絵本に毎年授与している賞(メダル)である。19世紀イギリスのイラストレーター、ランドルフ・コールデコットを記念して名付けられた。ニューベリー賞と並んで、アメリカで最も権威のある児童書の賞である。by Wikipedia
「ちがうねん」は「どこいったん」ほどの絵にシュールさがありませんが、想像するとそれなりにシュールです。
絵はとても可愛らしいです。
「どこいったん」も「ちがうねん」も長谷川義史氏の大阪弁が絶妙に効いています。
長谷川義史氏の大阪弁によりラストのシュールさがやわらいでいるとも、際立っているとも言えます。
「みつけてん」は笑えます。
ところどころ、クスと笑ってしまいます。
2匹の亀の表情と長谷川義史氏の大阪弁が何ともおかしく、また、絵がその亀の心情を表しているのがツボにはまります。
ラストも他の2冊とちがい可愛らしく微笑ましい。
赤ずきんちゃんにしても、言いつけも守らなかったからオオカミに食べられてしまいます。
教訓を与えるためにはシュールさも必要なのかもしれません。
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